昨日勉強した四字熟語

早速、漢検準一級に出題される漢字を紹介していきたいと思います。昨日は四字熟語を勉強していました。それは下の画像の11の閑雲野鶴、12の九鼎大呂でした。四字熟語の問題は単なる漢字の読みや書き取りの問題とは異なり故事成語の知識や漢文の知識も活用出来るから面白いですね。ちなみに僕は閑雲野鶴も九鼎大呂もこの問題に出会うまで知らなかったです。閑雲野鶴とは何の束縛もなく、のんびりと暮らす事らしいです。元々は漢詩の一句で出典は「全唐詩話」であるようです。「閑(しず)か雲、野に遊ぶ鳥」と書き下して読むようです。優雅な印象が強い四字熟語でした。一方の九鼎大呂は有名な「史記」由来の四字熟語で、「九鼎」とは古代中国伝説の王朝「夏」の禹王が中国の全土から銅を献上させて作った九つの鼎(例・画像)の事であり、「大呂」とは秦の前の王朝である周王朝の太廟に供えた大きな鐘の事のようです。その立派な挿話からも想像出来るように、意味としては貴重なもの、重要な地位や名声のたとえらしいです。この九鼎大呂に関してはまず鼎の書き順をマスターするのに時間が掛かりそうです(笑)。

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